【自民党の「チップの口移し」若手議員が本当に訴えたかったこと】

昨年(2023年)11月に和歌山市で開かれた自民党の若手議員懇親会の席に5名の女性ダンサーが招かれてハレンチな行為をしていたことが報道された。その女性たちが単なるダンサーと言うだけなら何らニュースにもならなかったのだろうけれど、露出の多い衣装(恐らくスケスケ衣装かビキニ姿)だったことに加えて、口移しでチップを渡すなどの行為をして楽しんだと言うのである。
昔の「キャバレーハワイ」とか「キャバレーロンドン」を思い出してしまった。でも、チップの口移しは聞いたことも、見たこともない。理性を失った若手議員だったのだろうか。そこまでして、ダンサーの唇を求めたかったのだろうか。

元々チップは、心からの御礼である。さり気なく渡すことにより一層の気持ちが伝わるというものである。それが、欲望の代償としてのチップでは何らかの下心があってのものとなる。日本的行為においては、着物の袖とか帯を狙ってさり気なく渡すのが普通である。

口移しの裏ワザがあるのかどうかは分からないが不衛生である。造幣局刷り上がりの新札でも衛生的とは思えないのに、世の中を渡り歩いた経験豊富な1万円札か千円札を口にくわえて、相手に移すなどとは余程の器用な人じゃないと出来ない事である。渡す方がマジッシャンだとしても、受け取る方はマジッシャンではなく魅力的なダンサーである。
現在(いま)世の中を騒がせている自民党「裏金問題」。この話題の『口移し若手議員』は、自民党パーティー券キックバック裏金は決して不透明な金ではなく「綺麗な汚れていない政治資金」である事を世に訴えたかった為に、自らお金を口に含んで証明して見せたのではないだろうか。「自民党の政治資金は、こんなにも綺麗なお金なのですよ」と。

TV公開で連日、怪しげな議員たちがお詫びをしつつ、何だかんだの言い訳、逃げ腰の答弁ばかりで金の流れが一向に明らかにされていない。そんな状況に立ち上がったのが和歌山県議会議員だったのかも。

和歌山県議会に、こんなにも勇敢な自民党若手議員がいたものである。

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