【やっぱり!と思えた無責任な元横綱・白鵬の人間性】

恐らく来週のお昼のワイドショーは、各局「松本・性加害疑惑問題」は一休みして「元横綱白鵬・宮城野部屋不祥事件」が話題になるものと思われる。一般社会とかけ離れて分からない事が多過ぎる相撲界。神の宿る神聖な世界と言われていながら、土俵から一歩外に出たら大酒吞んで暴力事件を起こしたり、対戦相手から白星を金で買ったり、野球賭博をするはで反社会的組織と何ら変わりない怪しげな相撲社会である。

今回の事件は、白鵬の宮城野部屋での暴力行為が明らかになり、暴力を振るった幕内の北青鵬は「引退」となり、師匠の白鵬は「2階級降格」と「報酬減額20%3か月」の懲戒処分となった。北青鵬の後輩力士への暴行は昨年7月くらいから続いていたと言う。白鵬はそれを知っていた(把握していた)にも拘らず、協会に届け出ることもせず、更には、師匠・親方として指導・教育も怠っていた事が明らかになった。

今回の事件も白鵬がからんでいた。と言うのも白鵬は、今から7年前の、当時横綱・日馬富士の暴力事件の時にも関わっているのである。既に、記憶が薄れた事件ではあるが、地方巡業打ち上げで、モンゴル力出身力士同士の食事会を行い、その席で横綱・日馬富士が暴力を起こし結局、日馬富士は相撲界を去ることになった事件である。

問題は日馬富士引退以上に、食事会には横綱・白鵬そして横綱・鶴竜も同席してことである。その場に居合わせた白鵬は、騒ぎを静める立場にあったはずにも拘わらず白鵬は、一人の目撃者としてその時の状況を語るのみで、『場』を掃き清める行為までは行っていなかった。普通であれば、白鵬がその場で『喝』を入れて、モンゴル力士の一致団結を図るのが当然の様な気がする。結局、貧乏くじを引いたのは横綱・日馬富士であった。

前回と言い、今回と言い、どちらも、現場に居ながら・知りながら見て見ぬふりの白鵬である。「触らぬ神に祟りなし」を貫いている。土俵の外では見て見ぬふりをする無責任な人間性であるが、土俵内では目立ちたがり屋である。現役時代横綱の立場でありながら、白星の為なら肘内(エルボー)まで見舞わせる姑息な立ち合いをしていた。優勝インタビューでは、観衆に万歳まで強要する始末である。

今回の問題で白鵬は、相撲協会から排除すべきではないか。との意見がコンプライアンス委員会から出たらしいが、それが「神の声」かどうかは報道されてはいない。

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