【悪魔に魂を売ってまでも恨みを果たしたかったガールズバー殺人】
お恥ずかしいことに、先日の殺人事件で初めて「ガールズバー」なるものを耳にし、ネットで調べて内容を知った。調べる前に抱いていた風俗営業のイメージとは異なり、カウンターが盾となって女性への”おさわり”などはできず、会話とお酒を楽しむ店のようである。と、説明されていても頭の片隅には、風俗的なイメージが。
愛に歳の差などは
昼のワイドショーでは、容疑者のストーカー行為と、年齢差による愛の『自覚』をさかんに非難するコメントをしている。コメンテーターは、おそらく50を過ぎた良い歳の男が若い女に夢中になる行為を言っているのだと思うが、愛に25歳の歳の差なんか関係はないはずだ。
今回の殺人事件の状況から、容疑者は余程、相手の女性が許せなかったようである。凶器は果物ナイフだと言うではないか。通常、果物ナイフでの殺人などは考えられないが殺人が行われている。もしかしたら、食事用のナイフとフォークでも殺人を行う信念・執念があったかも知れない恨み殺人の雰囲気が伝わってきた。
「悪魔に魂を売り渡す」と言う表現がある。この殺人事件に当てはめると「悪魔よ、我が恨みを晴らさせたまえ。この願い成し遂げられた暁には、我が身を汝に捧げることにいたしましょう」となるかも。
容疑者の正義
容疑者の思いは、悪魔に魂を売っても恨みを晴らしたかったのだろう。愛の証として3千万円を渡したにもかかわらず無視されてしまう。であれば、渡した3千万円の返却を要求するのは当然。ところが、それすら拒否されてしまう。そんな状況になれば誰だって許せるはずがないのでは。容疑者の気持ちが、よ~く分かる。
更には、相手に渡した金額3千万を捻出した手段が、より一層の恨みを増幅させている。容疑者の「お宝」である車とバイクを現金化していることである。最も大切にしていた「お宝」を失ったのだ。好意を寄せていた彼女に裏切られ、最も大切にしていた「お宝」まで失うことになってしまっては、自分自身を冷静に見つめることなどできるわけはなく、悪魔に魂を売るしか方法がなかったに違いない。
最近の犯罪事件報道の霧
今回のガールズバー殺人事件。更には、札幌ススキノの猟奇的な頭部切断事件。どちらも、殺害された人物像(人間性)が全く報道されていない。マスコミは故意に報道していない様な気がしてならない。『きな臭さ』を感じる。
ススキノの事件は、殺された場所が場所だからと言うだけの問題ではなさそうである。家族、親族としては世間に知られたくない・知らせたくない人物像(人間性)を持ち合わせていたのかも知れない。
頭部切断事件は、その知られたくない人物像(人間性)が、恨みを買うことになってしまったのかも知れない。頭部切断の事件は、両親までが殺人に絡んでいる。想像を絶する人間模様があったはずである。ガールズバー殺人事件同様、間違いなく悪魔に魂を売り渡し成し遂げられた行為に思える。
これらの恨み殺人を見ると、殺人を犯した加害者の方が、逆に被害者に見えてくるから不思議である。
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