【高校入試競争倍率『1.01倍』は甘くはない!本当の恐ろしさ】

2024-03-03

3月に入ると、公立高校の入学試験が始まる。筆者の住むM県は3月5日が試験日だ。ニュースを見ていると、受験生徒数が減少しているのか、或いは大学進学率の良い私立高校に集中しているのかは分からないが、ほとんどの公立高校入試倍率が低いことには驚いた。
例えば、募集定員に対して、競争倍率が1.05倍だったり、1.01倍などという数字の高校が目立つ。当然、定員割れも意外と多い。定員割れの志望校生徒は願書提出時に早々と「サクラサク」の電報受け取りである。

さて、大学入試試験と異なり高校入試は、一発で入学しなければならない雰囲気がある。更には、自宅から通学出来る近隣の学校を志望校として目標にするのが一般的と思われる。入学試験も中学時代の仲間と一緒に受験することが多い。その仲間と一緒に受験することが、時として人生で大きな痛手となるケースがある。

仮に、数人の仲間と同じ志望校を目指して試験を受けたとしよう。目指すその高校の競争倍率は『1.01』倍だったとしよう。客観的に数字を見て、競争倍率も低いしそれほどの難関とは思えない。具体的に、定員200名に対し願書提出者が202名である。ところが、若干2名の不合格者に同じ中学時代の仲間が含まれていたならば。それを、想像すると、何ともいたたまれない気持になってしまう。

実際、筆者の高校入試の時、似たような体験をした。現在は個人情報の点から合格発表は受験番号のみと聞いているが、昔は新聞紙上においても堂々と合格者氏名が載っていたものである。それでなくても、同級生の誰々が合格・不合格は一目で分かってしまい合格者・不合格者お互いに気まずい思いをしてしまう。友人が、不合格者となることなど全く予想もしていなかったらなおさらのことである。
入試競争倍率『1.01』倍の数字の恐ろしさを改めて感じてしまった。『1.01』の受験生のプレッシャーは、計り知れないような気がする。学力以外に人間関係も付きまとうことになるからだ。こうして見ると、倍率1.5や2.0の方が別の意味でプレッシャーが掛からないのかも知れない。相手を蹴落とす学力勝負のみである。

高校入学試験も、身内で受験生がいない限りは、老人にとっては今は昔の思い出となってしまった。

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