【思いがけなくウィキペディアに贈り物をしました】

彼岸とは「彼岸の入り」から「彼岸明け」までの7日間を言い、1年で春と秋の2回先祖供養の行事である。春分の日・秋分の日として暦でも祝日となっているが、国民的行事として制定する必要があるのだろうか。秋分の日などは、お盆が終わったばかりでまたお墓参りである。調べて見たら『彼岸』の明確な云われなどはなく何となく、仏事行事になったみたいである。

彼岸の行事は日本独自のものでインドや中国の仏教にはなく、太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと言われている。昔の教祖と寺院の考え出した信仰かも知れない。悪く言えば寺院の「陰謀」ではないだろうか。昔、お寺と花屋が結託したとか。気のせいかホームセンターを覗くと、一年中「お墓参り用花コーナー」が設けられているのが気になる。

22日(火)は秋分の日。『彼岸』を調べてみようと思い『ウィキペディア』を開くと、次のような文章が表れた。
日本のウィキペディア読者の皆様へ
申し上げにくいのですが、どうかスクロールせずにお読みください。この火曜日に、ウィキペディアの中立性を守っていただけるようお願いいたします。読者の98%は見て見ぬ振りをして、寄付をしてくださいません。もしあなたが今年すでに寄付をしてくださった特別な読者なら、心から感謝いたします。あなたがこの火曜日に口にするコーヒー一杯相当の300円を寄付してくださることで、ウィキペディアは何年も繁栄し続けることができます。ほとんどの人が寄付してくださる理由はシンプルです。ウィキペディアが役に立つからです。ウィキペディアの情報に300円の価値があると思っていただけるのでしたら、ぜひ寄付をお寄せください。信頼できる、偏りのない情報を提供してくれるボランティアの方々に、ねぎらいの気持ちをお伝えください。どうぞよろしくお願いいたします。

ネットでの調べものは、確かに偏りのない情報として『ウィキペディア』を参考にしており日頃から大変お世話になっている。見て見ぬふりはできない。読み進めると寄付の仕方は色々あり、今回だけでも良いし、毎月でも良い。金額も最低が300円でいくらでも可能である。気持ちだけであるが、1、000円することにした。何となく、気持ちの良い秋分の日を味わった。

過去、心から進んでの「寄付」をした記憶がない。ドラえもん募金然り、コンビニのレジに設置されている災害募金然り、心の片隅に引っかかるものはあるが実行したことがない。今回の『ウィキペディア』の寄付は常日ごろお世話になっている御礼の気持ちも表したかった。これからは、後ろめたい気持ちなく利用させていただこうと思う。