【回転寿司悪ノリ高校生事件は両親の甘やかし過ぎにも一因がありそうだ】
SNSでお騒がせ画像が拡散され、被害を受けた回転ずしの「スシロー」は、事件を起こした高校生に対して悪ノリの代償として6,700万円の損害賠償を求めた。問題の画像というのは、今年1月に卓上の醬油さしの注ぎ口を舐めたり回転レーン上の寿司に指で唾液をつけたりした動画である。
「スシロー」は怒った。「醤油さし舐めやがって、スシローをナメたらあかんで」と、洒落だけでは済まず損害賠償に乗り出した。
非常識なお騒がせ画像は過去にも多数拡散され問題になっているが、賠償請求はどうなっていたのだろう。今回のような訴訟までは行われたケースの記憶はない。訴訟が行われていたとしても、今回のような高額の損害賠償はなかったような気がする。和解・示談のレベルで解決されていたのかも知れない。
今回のスシローは、刑事・民事の両面から対処するとの姿勢で動き出している。今後、この様な画像拡散に対し「釘」をさすどころか「杭」を打ち込む意味でも明確な方向性を示した方が良さそうである。
父親・母親はと言うと
これほどまでに、世の中を騒がせているというのに一向に両親の態度には理解に苦しむ。両親がマスコミに対して発する言葉と言えば、『本人は、すごく反省しています』『反省の日々を送っています』である。子供は充分反省しているので、許してやって下さい。と言っているだけで、事件の後始末については一切触れていない。
事件を起こした後、どの様な後始末の行動を起こしていたのだろう。恐らく、スシローに謝罪で訪問もしていないのではないだろうか。誠意のある対応をしていたら損害賠償の件は公になることなく、裁判などせず水面下において和解・示談の方向で進んだような気がしている。
お詫びとしての慰謝
宮崎勤(当時45歳)は、今から15年前、4人もの幼い子を殺害した凶悪な事件を巻き起こし、2008年死刑を執行されている。今回のスシロー事件とは全く関連性はないが、スシロー事件を起こしたバカ息子の両親とは対象的な宮崎勤の両親を思い出した。
宮崎の両親は、被害者4遺族に対し、慰謝の一部として土地を担保に800万円を工面し各遺族に200万円づつ送金している。慰謝の金額がいくら高額であろうと量刑には影響することは無いにも関わらず、「お詫びの証」としての行動だったらしい。担保に出来る土地があったと言えばそれまでだが、父親が投身自殺をした後は母親が金の工面に走り回ったようである。
犯罪者である息子は死刑執行で被害者家族に対し罪を償った。被害者には、被害者遺族給付金が普及され時間は流れていくわけであるが、宮崎の両親は、被害者たちの命日の祈りだけでは気が済まず、幾らかの金額でも送金する事で慰謝の証を表しかったようである。
さて、スシロー事件バカ息子の両親は、これからどの様な慰謝の気持ちを表すのだろうか?
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