【歯科医院を探すには下駄を飛ばして石ころ投げて】
「歯科医院」の開業は今も昔も相変わらず多い。これだけ多いと当然、あたりはずれはあり覚悟しなければならない。普通、通い慣れている行きつけの歯科医院はあっても、仕事と診療時間の関係で緊急で初めての歯科医院に飛び込む時がある。その時の医院が、ラッキーか最悪かは、神のみぞ知る。というところである。
筆者は近所の「S歯科医院」に40年近くお世話になっている。その通い慣れている「S歯科医院」が近々閉院することになることを、先日の治療時に知らされた。これからは、新たな歯科医院を自分で探さなければならない。
ネット検索をしてみた。調べてみると確かに多くコンビニと同じくらい隣り合わせで開業している。ホームページは皆同じような紹介内容である。綺麗・安心・親切丁寧・患者様の身になってが謳い文句で、何を基準に選べば良いのか迷ってしまう。治療時特有のドリルの金属音と、削られている途中に襲われる瞬間的な痛みを想像し、出来れば痛みの無い『腕の良いドクター』のポイント(判断基準)があれば良いのだが、その様な『腕の良いドクター』に巡り会えるのは「壇蜜」と結婚するのと同じくらい難しい。実際に医院の雰囲気と治療風景を下見に行くわけにはいかないし、出来ることと言えば『口コミ』記事を参考にするくらいしかない。
最近の通販レビューで参考になる記事と言うのは、製品の素晴らしい特長を書いてあるものよりそのものズバリ「辛口評価」の方が逆にが信用できるらしい。だがそれは製品の場合であって、歯科医院の治療の場合は選ぶ判断基準にはならない。辛口の口コミで悪いことが書いてあればやはり敬遠するしかない。受付の感じが最悪とか、予約待ちが2~3週間という書き込みがあったら医院の雰囲気や院長の強気な態度、傲慢さを想像してしまい、これまた敬遠してしまう。嘘でもいいから「痛くない治療を致します」と書いてあれば安心するのだが。
歯科健診も、人間ドック同様定期的にメンテナンスを受けることはが本来は必要なことは分かっていても進んで受けることはない。大体が、痛くなってから治療に足を運ぶのが歯科医院である。さて、これからお世話になる歯科医院は、下駄か石ころを投げて探すしかなさそうである。
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