【新型コロナウィルス問題で南京事件を連想してしまう好きになれない中国】

 中国と言うのは、「真面目」なのか「ちゃらんぽらん」なのか分からない国である。中国4000年の歴史は一体何を築いてきたのだろう。孔子・孟子の素晴らしい人物の教えが存在し、パンダが世界から愛されているかと思うと、勝手に海を埋め立てて領土を広めたり、列車事故現場を列車ごと土を被せ綺麗に整地して隠す「お笑い劇場」を演じてしまう。

 今回の新型コロナウィルスにおいては、患者と死亡者の数も本当かウソか世界各国からは一桁少ないのではとの疑いの目で見られている。ここでまた、中国お得意の隠蔽工作か?この様なことがあると、つい「南京事件」を連想してしまう。

南京事件
 80年以上経った現在においても「南京事件」が論じられている。その議論は犠牲者の人数問題を通り越して、事件そのものが存在したのか否かの論争にまで広まっている。

 この状態は正に、UFO信者の派閥と一緒で自派の説を主張しているわけである。よく耳にする犠牲者の数字がある。『30万人』の数字である。余りにも桁外れの数字が、この南京事件を大きくしたのではないだろうか。

 この事件の派閥は一般的に5つに分けられる。30万人派・20万人~10万人の過大派・数万人の適正派・1万人~数百人の過少派・そして被害者なしの幻派である。

 当時、南京地区を守備した中国軍の兵力と南京の住民人口は合わせても15万人というデータであり、略奪・暴行・虐殺などの行為が、30万人の数字は少しかけ離れている。

 日本軍が中華民国に討ち入り首都南京市を占領した行為は事実。当然ながら、勝ち組の残虐な行動も想像できる。日本はそれを逆手に取られてしまった。中国のことわざに『白髪三千丈』がある。大袈裟な誇張した表現の形容で使用されるが正に、それである。『騙した方が勝ち、騙された方が負け』にやられてしまった感である。

中国の隠蔽の歴史 
 南京事件と言い今回の新型コロナウィルス問題と言い、キーワードは「数字」が共通している。南京事件は大きい数字で被害を受けた犠牲を強調したものであろう。逆に新型コロナウィルス問題では小さな数字で目立たない事件にしてしまっているのではなかろうか。習近平とWHOの事務局長の関係も怪しげである。可能な限り、隠そうとする政治的駆け引きが見える。

ピンポン外交・パンダ外交そして爆買い

 約50年前、ピンポン外交と呼ばれる出来事があった。日本で行われた世界卓球選手権に中国が6年ぶりに出場し、その後中国がアメリカなど欧米の卓球選手を中国に招いたことである。

 ピンポン外交より更に古くからあるのが、パンダが無償譲渡され政治的に利用されていることである。現在は、中国がワシントン条約に加盟したことで無償譲渡は終わったが、共同研究としての貸出ビジネスとしては続いている。調べてみると、レンタル価格が、2頭で年に1憶円とのこと。

 「ピンポン」にしろ「パンダ」にしろ、中国との結び付き、外交は一筋縄ではいかないものである。現在の状況を見たらピンポン外交などは信じられないことになっている。パンダにしては、とんでもない値段が付けられており、とても友好的な外交と呼べるものではない。いいようにあしらわれているだけである。  

 暫く前、裕福な層が大勢観光で日本におしかけ「爆買い」をして話題になった。かなり羽振りが良さそうに見えるが、買い物と言うと免税店で電気釜や掃除機・パソコンを購入して帰国するのである。富裕層がお土産で購入する品物だろうか。

 どうしても好きになれない中国共産党である。コロナウィルス問題が終息しても、習近平を国賓として迎える必要などはない。