【スコットランド・ネス湖・プレシオサウルスの世界に浸る】

本日、2022年8月3日。新型コロナウィルス感染拡大は収まらない。収まらないどころか、感染者数は統計を取り始めてからうなぎ登り状態だ。毎日どこかの県で過去最高を記録している。感染拡大予防と経済の活性化の両立をしなければならないことは分かっていても、医療崩壊が既に始まっている。

8月に入ると東北地方は青森の「ねぶた祭り」をスタートに各県夏祭りに突入する。今年は全国的に夏祭りが計画されているようだ。3年ぶりの各地での開催は、現在のコロナ禍第7波に見舞われる前の計画とは言え、開催実行に踏み切るのは「無茶な行動」の様な気がする。誰も、中止を叫ばないのが不思議でならない。「夏風邪流行」で済ますのだろうか。夏祭り・花火大会「ホンマに、これでイインカイナ!」腹など立てずに、冷えたビールでも飲んで空想・想像のネス湖の世界に浸ろうと思う。

ネス湖の怪獣
NHK BSで「幻解!超常ファイル」を観た。久しぶりに「ネス湖の怪獣」関連の最新情報に触れることができ、嬉しくもあり懐かしさも感じられた番組であった。簡単におさらいをすると、ネス湖で最初に目撃され話題になったのが1933年4月と言うから89年が経っている。その後、湖で頭を持ち上げて泳いでいる写真が発表されることになる。衝撃的であった。あの1枚の写真が60年もの間トリック撮影写真と分からず、人々にロマンを与え続けてきたのである。『ネッシー』は、この未確認動物「ネス湖の怪獣」の通称である。

ネッシーは「未確認飛行物体(UFO)」同様、存在を匂わせるそれらしい匂いはプンプンするのだが存在を証明できるものは未だにない。

今、ネス湖では
番組では、面白い発想でネッシーの画像をとらえようとする人物を紹介していた。その発想とは、湖畔にカメラを設置してネットを通じて世界の誰もがネス湖を見渡せるようにしたものだ。本人が監視できない時間帯は、誰かが覗ける・監視できるというものである。常時、画面にしがみ付かなくても良いというわけである。

魚群探知機で、魚の群れとは別の大きな物体を捉えた影を紹介していた。一方、研究者たちの冷静な解析も紹介している。『ネッシー』を捉えたと思われる多くの写真や映像は気象条件による水面の波が作り出す影であるとか、巨大生物が生き延びるための食糧は量的にネス湖には存在しないなどの科学的手法を用いた説明である。

しかしあくまで『思われる』の範疇で、完全に『ネッシー』の存在を否定はしていなかった。番組は、研究者たちの結論としてネス湖の怪獣は「巨大ウナギ」の可能性を匂わして締めくくった。

それにしても、イギリス、スコットランドのネス湖で、この怪獣が創り上げられたことは空想・想像からだけとは考えられない。目撃された怪獣は、最終的にこのプレシオサウルスの容姿に結び付く。満更(まんざら)根拠がないわけでは無い。事実、ネス湖からプレシオサウルスの化石が発見されているのである。もし、新たに未確認動物として創り上げるとするなら巨大な魚でも良いわけである。

ネッシーの正体は巨大ウナギだとか巨大海亀で片付けられては、夢が無くなってしまう。100年も続いている空想・想像の世界が広がらないではないか。トリック写真だと分かっても、最初の目撃者の目に残像として残った、プレシオサウルスに似たネス湖の巨大生物(怪獣)を求めて世界各地から人々が、ネッシーの存在を信じて集まってくる。目撃したいのだ。

勿論、プレシオサウルスは恐竜時代に海に生きていた首長竜の一種で、現在まで生存しているはずもない。海からネス湖に入り込み通路が閉ざされたにもかかわらず、生存に適した環境だったことから進化したのではとも言われている。他にもアザラシの突然変異説などなど尽きることは無い。想像は膨らむばかりである。

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