【赤飯を食べたくなったら「おこわ米八」】

「おこわ米八」の読み方は、コメハチ?ヨネハチ?正解はヨネハチである。「おこわ米八」は、全国的に百貨店や駅ビルの食品売場で展開している、おこわの専門店である。

おこわとは何ぞや
炊き込みご飯との一番の違いは『もち米』か『白米』の違いである。更に、調理方法が異なる。炊き込みご飯の場合は、白米に出汁や具を混ぜて炊くわけであるが、おこわの場合もち米を蒸すことで作るのである。蒸す作業だけでも大変なのに赤飯ともなると、小豆の前処理の手間も加わって一苦労である。と言うものの、筆者が作るわけでないので他人事の赤飯である。おこわにも様々な種類がある。白蒸し・赤飯・更には栗おこわのような季節のモノがある。

赤飯とは何ぞや
今では、蒸す作業も炊飯器や電子レンジでも作れるらしい。筆者の幼年時代は、赤飯と言えば,祖母の出番であった。ハレの日前日の夜から、小豆が「どうのこうの」で祖母と母親とで準備していたことを思い出す。それ程までに、赤飯を作るのは特別な料理のような気がしていた。騒がしい下準備の割には、翌日の朝、さり気なく出来ているのも赤飯である。「赤飯」を食べれる日本に生まれて良かった。

赤飯を食べるのは、国民の祝日よりどちらかと言うと、家庭内で特別なお目出度い事があった時の方が多い。些細な事でも、嬉しいことが有れば赤飯でお祝いする。最近ではなくなったが、そのお目出たい事(気持ち)を近所の人々に重箱に詰めて配るのも赤飯の位置付けである。

通常、赤飯は祝い事がない限り目の前には現れない。簡単には食べれない以上に、今では殆どの家庭で作れるヒトがいないのではないだろうか。炊飯器や圧力鍋で簡単に作れるようになったとは言え、蒸し器や蒸釜で作ったようにはならないらしい。

今は、赤飯でお祝いする時、或いは食べたくなったら手間ひまかけずとも、『おこわ米八』に足を運べば本格的で美味しい「赤飯」を食べることができる。米八に行けば、毎日が祝いである。

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