【STAGE 2・恐竜の卵のフィギュア制作に挑戦してみた】

引き続き美術の時間は「恐竜の卵」の制作に取り掛かることにする。STAGE・1のフィギュア制作では、エイリアンの「手首」に初挑戦した。これが、完成品である。

恐竜と言えば,何年か前に兵庫県丹波市の観光協会ポスター公募で恐竜をイメージしたデザインで応募したことがある。未だに連絡がないところを見ると落選したに違いない。

さて、制作テーマ「恐竜の卵」であるが、見本にしたのがネットで見つけたこの画像である。殻の厚みが感じられ不気味な色合いである。それ程、光沢感はない。

芯材を「発泡スチロール」にした。教則本に従い、粘土が食いつき易い素材「押出法ポリスチレンフォーム」と呼ばれる、発泡スチロールよりきめの細かい材料を求めたのだが、建築材料として販売されており、極力無駄な買い物は止め間に合せで発泡スチロールにした。

角柱から削り落とし大雑把に楕円形にしたところが次の画像である。サイズは上下で20cmほど。

卵は、ご存知のように尖った方と丸い方がある。尖った方が強度が強いため、日常生活における鶏の卵の保管(冷蔵庫内・パック陳列)は、尖った方を下にするのが常識となっている。食料品としての卵ではなく、鑑賞用としてのフィギュアなので、バランス的に落ち着いて見える丸い方を主語(重心)に制作を進めることにした。

削り落としのサイズは、15cmで着地。次の段階は粘土を発泡スチロールを薄く包む作業であるが、予想通り食いつかない。粘土が食いつく方法を探していると、マスキングテープを媒体にすると良いことが分かった。マスキングテープで巻き、粘土は薄く張り付ける感覚で食いつかせ、表面は敢えて凹凸を付けることにした。塗装についてはまだまだ知識・技術不足。下地塗に適した絵具や、つや消し用絵具でよりリアルな作品を作り上げる技術を修得する必要がある。完成品がこの画像である。

塗装については妥協した。ネットの卵の画像ように、殻のひび割れ具合を表現したかったが、そこは妥協した次第。「ジャガイモ」と間違われそうな気がしないでもないが、実際に現物では誰も見たことがないのだから、これが「ティラノサウルスの卵」と言うことで良しとしよう。

ブログ「これでいいのだ」