【おもしろ役立つ情報なのに意外と身につかない『ためしてガッテン』】

2020-01-26

 1995年から続いている立川志の輔と小野文恵アナウンサーのコンビで放映されているNHK『ためしてガッテン』について日頃感じていることを。
 この『ためしてガッテン』なかなか面白い内容であるが、毎週決まって見ている番組ではない。プロ野球ペナントレース中は見ることが無く、野球シーズンオフに入る11月から半年間のマイチャンネルである。

 日常生活における身近な話題をとり上げているのが良い。今までの常識を覆す内容で、その覆す理由にきちんとした根拠がある。ダメ押しで、街角で一般の人々に実際、ためして貰うあたり、さらに説得力があり回答者3名も、文句なく「ガッテン」「ガッテン」「ガッテン」となる。

 筆者は、毎回感動の余り必ずと言って良いくらい、放映後は実践してみたくなる。特に料理関連においてはそうである。
 大分以前の番組で、冷奴とか刺し身を今以上に美味しく食べる方法の紹介を見た。
2種類のサンプルを用意して、どちらが美味しいかを街角でアンケートをとり話を進めてゆく。そして、美味しいサンプルの種明かしである。その種明かしは「山椒」であった。
今まで通りの食べ方であるが、プラスαで「山椒」を少しだけ振りかけるのだ。これだでけで、美味しくなるのであれば、言うことなしである。

 「山椒」は鰻を食べる時に使用するくらいで、赤飯の時に使用する「胡麻塩」と一緒で普通は殆ど使用することが無い調味料だ。こんな使い方があるとは夢にも。
初めて試食した時の感動は記憶がある。それがいつの間にか『今は昔』で、遠い昔話となってしまった。別な言い回しで『三日坊主』である。

 気が付けば、昔からの食べ方に戻っている。刺し身は、ワサビとショウガ。冷奴はショウガと茗荷。他にも日常生活で、思ってもいなかった肩痛の撃退方法など健康情報が結構あったが、全てが『三日坊主』『試験勉強の一夜漬け』で、意外と生活に生かされていない・定着していないのである。
にもかかわらず、毎回楽しみに見ている『ためしてガッテン』である。