【おもしろ風景切り抜き観察/タバコ吸い処】
日常生活において、ふと目にしたモノが周囲の景観に溶け込まず違和感を覚えた風景を切り抜き、筆者の色眼鏡で空想・想像してみたブログである。
大型灰皿はどこに
特別に設けられたレストランやオフィスの喫煙室は別にして、昔に公共の場所に設置されていた大型灰皿を見かけることがなくなった。タバコの健康被害が社会的問題として取り上げられ、公共の場所に灰皿は撤去されることとなった。今までは、JRの駅のホーム端に喫煙エリアとして灰皿が設けられていたが、2021年7月からは使用禁止となり、取り除かれる運命となっている。
大きな灰皿が懐かしい。昔は、街のあちらこちらに設置されていたものである。公園であれば、ベンチと灰皿はセットになっているのが当たり前であった。喫煙者にとっては最高の休息場所であった。現在では、信じられないことである。
35年前に撮影した公園内設置灰皿の画像がある。
筆者は灰皿マニアとは関係ない。灰皿に描かれている「絵」が気になって撮影したものである。この灰皿(の絵)は、公園管理の仙台市の企画だったのか?絵心のあるヒトが深夜か早朝に人目を盗んで描いたものなのか?エアーブラシを使用しているようにも見える。落書きとは思えないアート作品である。暫くの期間、絵は消される事なく存在していたところを見ると、仙台市の公認アート灰皿だったのかも知れない。
愛煙家至福の場所
「食事処」は良く目にするが、それに匹敵しても良さそうな「タバコ吸い処」を見つけた。「食事処」と同じように、昼になると、どこからともなく集まって来ているようである。大体は、顔見知りの愛煙家なのだろう。
「TOBACCO」の大きな看板から分かるように、ここは、タバコ屋さんである。にも拘らず、タバコの自販機は設置されていないので以前から気になっていた。タバコを吸わない筆者(22年前から禁煙状態)は、貼りだされている掲示物を確認したく、愛煙家のいなくなったタイミングで近寄ってみた。その掲示物(貼り紙)が次の画像である。
「加熱式たばこ」のPR広告らしい。「加熱式たばこ」がどの様なものなのか筆者には全く知識なく分からないが、肩身の狭くなった愛煙家たちの進むべき道なのだろう。いずれにせよ、今までの「紙巻きたばこ」を吸うヒト、「加熱式たばこ」に切り替えたヒトは、同じ愛煙家が集まるこの『たばこ吸い処』で気兼ねなく、ひと時を過ごせるわけである。
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