【電卓はやはりCASIOに限る】

CITIZEN Eco-Drive 電波時計(腕時計)をベタ褒めするブログを2020年12月に書いた。それ程までに信頼していたCITIZENであったが、今回は、不満・満・満。怒り心頭な出来事に出くわした。

ガラケー携帯電話に匹敵する年代物の電卓を買い替えることにした。電源が単3乾電池のCASIO製を、それこそ何十年も愛用していた。身の回りには、CANON製やらSHARP製やら使用しないものが転がっているが、何となく愛着でCASIOを使用していた。

筆者の場合、難しい計算で電卓を使用することはない。単純に+-×÷だけで、他の機能は必要ない。気分転換に買い替えようと思った。いざ、購入するとなると迷うものである。当然のことであるが、各社特徴がない。色の違いくらいである。先日の腕時計購入でCITIZEN電波時計を気分よく使用していることもあり、今回は、CASIOからCITIZENに決めた。

 

購入後、CITIZEN電卓を使って答えに間違いが無かったのは、運が良かったとしか言いようがない。結論から言うと、この電卓は、事前に取説を読み理解したうえで使用しないと正確な計算の『数値』が出ないことを心得た方が良い。

単なる足し算・引き算の計算であれば、検算など行わなくても良いくらいだ。少し込み入った計算でも2度行えば充分である。それが、ある時、何度繰り返しても(検算しても)異なる答えしか出ないのである。同じ数字結果が出ないのである。明らかに自分のボケさに一瞬興ざめてしまった。筆者もとうとう、もうろくしてしまったかと。会社提出の単なる一ヶ月分の交通費申請計算(3桁の足し算)である。

間違った合計金額で申請し、老人のボケ加減を笑われでもしたら恥ずかしい。自宅に交通費申請書を持ち帰って、CITIZEN以外の計算機で再度計算してみた。全く問題ない。何回計算しても同じ『答え』である。

原因が分かった。一般的な電卓の場合、『=』で出された数値(結果数値)は、その後『=』キーを何度押しても、結果の数値は変わらない。ところがCITIZENの電卓は『=』キーを押すごとに答えの数値が変化してゆくのである。例えば

10+2=12 『=』を押すと 14に
更にもう一度『=』を押すと16に
最後の「2」が加算され永久に続くのである

計算終了後に『=』を2度押すことは結構ある。CITIZENの電卓は、2度押すことで、答えは異なってしまう。その様な使い勝手の仕様にしていると言ってしまえばそれまでであるが、筆者にとってCITIZEN DM8003 は、電卓として使い物にならないことが判明した。CITIZEN時計部門は信頼できるが、計算機部門は信頼できないことも分かった。