【変態じじい発見】
最近の世の中、何でもかんでも物事(名称)を縮めて言い表す事が普通になっているようだ。簡素化されるのは良いが、次から次へと新しい呼び方が生まれて年寄りにとってはチンプンカンプンである。慣れると全く違和感がなくなるから不思議だ。
コンビニの「ファミマ」などは正解だと思う。コーヒー店の「スターバックス」などは、正式名称「スタバ」の名称で日本上陸してきたかのようである。「スマホ」に代表されるように縮めて呼ぶのは、ほとんどが横文字である。日本語で縮めて言うことがあるにはある。時代を少々さかのぼるが、映画俳優の勝新太郎を「勝新」、映画評論家の淀川長治を「淀長」などと縮めて呼ぶことが多い。愛称である。
一方、メチャ簡素化されているのが北国の『方言』の中にみられる。これは、長い言葉を簡素化して短く表現したものである。気候の寒さが影響し、手短に会話をしたいがためである。寡黙な東北人と呼ばれているのはこんなところからきているのかもしれない。青森では一人称の「私」のことを『わ』と短く表現する。それくらいは、何となく理解できるが、秋田の『ね』は全く意味不明である。家族で「ねねねね」だけで会話が成立すると言うのだから、驚きとお笑いである。
ねねねね(家族の会話)
父親「ねねね」
母親「ねねね」
子供「ねね」
和訳すると
父親「そろそろ 寝 ないと いけない」
母親「そうね 早く 寝 ないと ね~」
子供「まだ 寝 ない」
「ね」と言う1文字に、3つの意味が含まれているのである。「寝る」「~しなくてはならない」「~しない」更に、話し言葉の「~ですよね」が加わる場合があると言うわけである。ここまでくると、隠語、呪文に近いかも知れない。
スクバキーホルダー
以前から気になっていたのが、女子高校生のバックに取り付けられた大量のキーホルダーである。信じられないほどの数をぶら下げて持ち歩いている風景を目にする時がある。さて、この「スクバキーホルダー」の元々の名称(意味)が分からず、ネットで調べた次第である。キーホルダーコレクションを皆に見てもらいたい趣旨は分かるが、キーホルダー本来の目的とは全く逆である。まるで「キーホルダー」に、自分が取り付けられているようである。
女子高校生としては、スクールバックに「御守」など恥ずかしくて取り付けられない。代わりに「ドラえもん」から守って貰おうと言うわけである。愛らしい行為である。その高校生の愛らしい行為を、いい歳をした「じじい」が行っていたら「変態」としか思えない。笑える姿ではない。仙台駅構内で見かけたワンショットである。怪しいヒトには近づかない方がいい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません