【おもしろ路上観察/有料駐車場】

2020-01-24

 路上観察学会会員未登録。日常生活において、今まで何気なく見ていたものが時として、周囲の景観に違和感を覚えることがある。その物件の意味を、あるがままに観察、鑑賞し筆者の色眼鏡で空想・想像してみた。

 2年程前から、通勤途中に見かける気になる看板があり携帯で撮影していたものである。
これが、その画像である。

 見た限り、何の変哲もない月極駐車場の案内看板である。駐車場オーナーのきめの細かさが伝わってくる。毎月の「空き状況」を案内している。

 筆者が気になったのは「空車有」の言い回しである。現在、空き区画がありますので契約出来ますよ。と言う意味は理解できる。ただ、言い方として空き区画(スペース)のことを『車』と普通、表現するだろうか。
 重箱の隅を楊枝でほじくるような話であるが、路上観察学の基本である注意力である。それからと言うもの街中のコインパーキング・月極駐車場の表記を注意して観察してみた。

 コインパーキングのネオンサインは「空」「満」で表記し、駐車可能か否かを判断出来るようになっているのが一般的である。確かに、「空スペースあり」「空スペースなし」では、長くなり分かりずらい。「空」「満」だけで暗黙の了解である。
ファッションホテルも同様。ただ、「空」「満」に室が付いたサインとなっている。この場合も何の説明も必要は要らない。

「空車有」はやはり違和感あり
 違和感を実証することが、旅行中に遭遇した。

「空車有」の言い回しは、駐車場業界用語ではなく、レンタカー業界用語で使用するのが正解であると思われる。