【朝食のパンは表面カリカリ中味はふんわり。そして少しだけ塩味】

夢に食べ物が出てくることは珍しいことではない。但し、食べたくても食べれなかった怨念的な欲求や思いが原因で夢に現れるとは限らない。今回の夢に『食パン』が現れた。

夢の内容
食パンは、毎日の朝食で食べているものだし、食べたい欲求が夢に現れたものとは考えられない。ただ、夢の内容と言うのが、『食パン』が主語ではなく、焼き立てパンまるまる1本を、パン切ナイフを使い一枚づつ切る行為であった。

この夢の内容には、思い当たることがある。5年程前の出来事であるが、焼き立てのパンを自分でパン切ナイフを使用して好みの厚さに切り朝食を楽しんでいた時期があった。しばらくして、熱しやすく冷めやすい性格通りその習慣は・・・・・。その昔を思い出したのでは。と推測できる。

このパン切行為はアルバイト先で、食パン1斤をまるまる1本貰ったことに始まる。食パン1斤のサイズ、それを切るための専用ナイフを購入し、如何に均一の厚さで切り出すことが出来るかを勉強することになった。正に四角の焼き立てのパンはスーパーやコンビニで4枚入り・6枚入りを購入していた筆者の食文化とは異次元の食べ物であった。

食パン講座
同じ異次元の食文化を送っている読者の方々の為に、簡単に「食パン講座」を。食パンのサイズは、パン業界で決まったモノが存在します。1斤は、12.5cm四方を言い、6等分したものが6枚切立とよばれ基準となっています。お店で、スライスしてもらう時に、5枚切で依頼すれば一枚の厚さは約25mmとなるわけです。通常、1本は3斤を指しているが、最近では1斤・2斤サイズを1本と称し販売している所も目立つようである。

パン切体験談
冷めてから切れと教えられても、一般の調理用包丁では切れない。サンダル履きで山登りをするようなもので無理がある。パン本体はヨレヨレ、パン屑ボロボロ状態に。先ずは、パン切ナイフの入手からスタートである。値段と切れ味は比例しそうであるが、そこは小心者の決断力。アマゾン通販で高くもない、安くもない商品を選ぶことにした。今となってみれば、あれから5年食器棚に眠ることになり、夢で思い出すことになったのだから一時の気負いで高級ナイフなどを購入しなくて正解であったと言える。安物の部類に入ると思われるパン切ナイフであるが、使用上何ら問題は無い。素晴らし切れ味である。

スライス時のナイフガイドも、高級品を購入しなくて正解であった。自作でスライサーを作り上げた。ネットで調べてみると、皆、製品のガイドを使用しての苦労話しが投稿されている。1斤にしろ2斤にしろスライサーを用いて固定しても中々、綺麗には切れないとのことである。

発想の転換とか水平思考とか言われるが、ナイフを上から下へ動かすのではなく、横に移動させる切り方が紹介されていた。その紹介者に真似て筆者もスライサーを自作することにした。

食パン1枚の厚さを3㎝に決めた。確かに上から左手で押さえての横切は楽である。綺麗に切れる。更には、1.5mm厚さの板を準備し、1.5mmの厚さに切ることが出来るようにした。1.5斤から3㎝の厚さで6枚切り出しが出来る。

復活した朝食スライス食パン
やはり、焼き立てのパンは美味しい。再びお蔵入りする、パン切ナイフとスライサーと思われるが、その日まで暫く朝食はスライスしたパンにしようと思う。スライスしたパンも冷凍保存で意外と美味しく食べることが可能である。解凍などする必要はない。そのままトースターに入れ焼けばOK。表面は少々焦げ気味に焼き上がっても中はしっとりとしている。冷凍前と変わらない食感を味わえる。

『表面カリカリ中味はふんわり。そして少しだけ塩味』

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