【あの時「小保方晴子博士」はSTAP細胞作製に成功していたのかも】

 古い話ではあるが、6年前(2014年)のSTAP細胞騒動を思い出した。白衣に代えたエプロン姿での小保方晴子を初めて見たときは新鮮だった。あの小保方晴子は今、どうしているのだろう?と思い検索してみると、元気に生活している様子である。思い出したついでに、色眼鏡をかけて思いつくまま書いてみることにする。

 不思議、不思議のSTAP細胞騒動であった。不思議の第一は、不服申し立ての記者会見の様子が忘れられない。何が衝撃的だったかと言うと同じ研究をしていた共同研究者の誰一人として同席していなかったことである。本来ならば、小保方を援護すべき立場である。オブザーバーとして顔を連ねるのが当然のような気がしている。小保方は一人で、組織と世間そして大勢の報道陣を相手に戦っていたのが痛々しかった。

 不思議の第二は、捏造とかデータ改ざんを行ってまで論文発表するだろうかと言うことである。大学ゼミの発表じゃ有るまいし、世界の研究者、学者を相手にした研究発表である。捏造、改ざんされた論文であれば、遅かれ早かれ異論が出ることは分かっていることである。にもかかわらず発表している不思議である。

 小保方は、STAP細胞を偶然にも作製出来たのではないだろうか。ただ、その作製方法は確定的なものではなかった。その状況での研究論文で『偶然』の二文字を削除してしまったことが、騒動のポイントのような気がする。

 文字に出来ない作製の論文内容、言わば途中経過のSTAP細胞研究段階だったとしたら。論文最後のまとめ(考察)で、「その作製発見は偶然の出来事であった。今後の課題は・・・・・・・・・」と締めくくれば、何の問題も起こらなかったはずである。

 その後の理化学研究所は、STAP細胞の研究を行っているのだろうか。継続しているのだとしたら、STAP細胞もいいけれど新型コロナウィルス対策のワクチンでも早く見つけて欲しいものである。