【ウィルスの感染予防対策は日ごろの免疫力強化が重要】

 中国武漢から発したと言われている『新型コロナウィルス』は、世界に拡大しており終息は全く見えていないのが現状である。このウィルスは感染から発症まで、陰性と分かるまでの時間がかかることが厄介である。しかし不思議なのは、日本において陽性と診断されたヒトが周囲に及ぼしている影響がそれほど大きいようには見えないことである。どのレベルの集団とするのか基準があいまいであるが現段階では、集団感染は聞かない。 

 毎日、TVでは予防対策として「コロナウィルスに詳しい・・・・大学の・・・教授」とかが出てきて解説(アドバイス)しているが、内容と言えば,マスク・手洗い・アルコール消毒など一般の風邪予防対策と変わらない。ウィルス感染の第一人者と呼ばれている教授から聞く内容ではない。一向に自己注意・管理の緊張感が起きない。

 冒頭にも記したが、陽性の患者が全国でポツリ、ポツリと現れる状況で集団での発症は見られない。このポツリ、ポツリが感染ルートの怖いところである。死亡したヒトもいる。武漢の状況を見ると、とんでもない感染者と死亡者の数が発表されている。なのに切実な怖さとして『新型コロナウィルス』を受け止められないのは何故だろう。

 大型クルーズ船「ダイヤモンド プリンセス」では、大勢の陽性患者が見つかった。ただ、その感染の広がり方も、予防対策も不透明である。船内消毒して12日か14日様子を見るだけで、乗員は検査受けて後は各部屋に閉じこもっているだけ。また陰性のヒトは自宅に帰っても良いが、陽性になる可能性が「0」とは言えない。などと、分かったような分からないような。緊張した行動が全く伝わってこない。単に、陽性と陰性の仕分けだけをしているようにしか見えない。それでいて、「ダイヤモンド プリンセス」号から陰性の下船者で死亡者が出ている。

免疫細胞を体内に
 ・・・教授のアドバイスを無視するわけではないが、日ごろ注意すること以上に、ウィルスが体内に入り込んで来た時、それに負けない抵抗力を付けておく方が重要だと思う。入り込んで来たウィルスを叩きのめす「力」を待機させておくことだ。免疫細胞にお任、お願いするのが一番だ。

 新型コロナウィルス症状が「風邪」に似ており、のどの痛み・だるさ・鼻水・発熱の症状が出てくるらしい。以前であれば、、風邪の兆候が出れば近くの医院に駆けつけるところであるが、今回の場合は、相談窓口にTELをして指示を仰ぐ対策が取られており、勝手に行動をしないようにというわけで何とも、まどろっこしい話である。

 昔、少々の風邪は自宅で、年寄りや母親の教訓で対応し乗り切ってきた。旧型ウィルスであろうと新型ウィルスであろうと風邪として、先ずは出来る範囲自分で対処してみる必要があるのかも。

先人たちの知恵
 風邪を引いたかなと思ったら、基本的な対処方がある。周囲にウィルスをまき散らさないためにも早く自分の体調を回復をさせることである。最も大事なのが『十分な睡眠』である。睡眠時間を増すことは、免疫細胞を活性化させウィルスを退治してくれる効果があるらしい。そして、水分補給。

 さて、これからが先人たちの教えである。風邪薬など普及していないころの体験だから素直に聞いて間違いはない。
【その1】熱めの味噌汁を飲み、身体が温まったところで、即床に入ること。味噌汁の具は野菜が良いと聞いているが、手間かけずで長ネギの味噌汁で十分。【その2】卵酒一合ほどを飲んで、味噌汁を飲んだ時と一緒で、即床に入ること。あくまでも、薬として飲むのであるから飲み過ぎには注意。お酒は、風邪が治ってからゆっくり。

 風邪予防対策は他にも色々あるが、上記の【1】【2】の方法は筆者が自信を持ってお勧めする。やはり、免疫力は日頃の食事で付けることが大事らしい。中でも、ヨーグルトとか納豆の乳酸菌が良いとされている。