【地球儀と地球空洞説】

地理で昔から明確に位置関係が記憶できないのが「島根県」と「鳥取県」である。記憶したと思ったにも関わらず絶対的な記憶として残らず、再度、確認と記憶の繰り返しで現在に至っている。更には「島根県」と「鳥取県」それぞれの県庁所在地も覚えられない。どっちが松江市でどっちが米子市なのか、都度、確認である。原因は分かっている。『島』と「鳥』の文字が似ているところにあるのかも知れない。(筆者の個人的感想)

当然のことながら、地図が目の前にあると気持ちが良い。
島根県、鳥取県の両県は日本地図では『中国地方』に属し、行政区域としては2県を指して『山陰地方』と呼んでいる。

出雲大社は、島根県にある。毎年10月になると、各地の神々が出雲に集まって翌年について会議するので、出雲以外には神がいなくなると言われている。それ程までに日本にとって重要な島根県にも拘らず、筆者にとっては地理音痴の場所となっている。

地図帳
日本の地理でこの有り様である。世界の地理となると「島根」「鳥取」どこじゃなくなる。

筆者だけに限ったことかも知れないが、名前だけは昔からよく聞き頭にインプットされているが、いざどの場所にあるのか?となると自信が無い。そんな国が多過ぎる。世界の国の数は、日本を加え196ヶ国(2022年5月16日現在)とのこと。パプアニューギニアは?は~てな!秋篠宮家の大好きなブータン王国は?は~てな!と言う具合である。

最近TVの脇に「地図帳」を準備している。ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、ニュースに出てくる国々が気になり場所を確認するためである。NATO加盟国やらEUヨーロッパ諸国を覚えきれないのに、そこに中東の国々が入ってきたらチンプンカンプンである。

TVの脇に置いてある地図帳というのが、20数年前に買い求めたものである。長い間本棚で埃をかぶっていた。国々の場所を調べるだけであれば、多少古くても問題は無い。火山の大噴火により島国が消滅したり新たに出来たりしない限りは大丈夫である。領土面積で変わっているとすれば、盛んに海を埋め立て広げている中国ぐらいかも知れない。
地図帳があれば怖いものは無い。世界の国々も、乗り物の時刻表や国語辞典と同じように、捜したい国名を索引で簡単に場所を探し出すことが出来る。国名に限らず、川や山脈、湖まで調べる事ができる。筆者の場合、国の位置が分かれば良いだけなので、そこまで詳しく調べる必要性はない。

地球儀
地図帳はそれなりに必要であるが、地球儀が一つあっても役立ちそうだし加えてお洒落かなと思い調べてみた。すっかり、時代の流に乗り遅れていた。地球儀がデジタルになっていたのには驚きである。単なる、国の位置を見る用途とは異なる次元のモノとなっていた。
しゃべる地球儀・磁気浮上地球儀そしてAR地球儀などが人気商品らしい。AR地球儀は国境も国名もない地球儀で宇宙から見たそのままの地球になっており、その地球にスマホやタブレットをかざすと地球の種々のコンテンツの「今」の情報が飛び出て見る事ができる仕組みになっているとの説明があった。

北極と南極周辺の地球内部の情報が見れるかどうかの説明は無かったが、タブレットの視点を北極か南極に合わせてみると、内部は空洞で、そこにはUFO基地が建設されており、UFOが突如地上に飛び出してきたら、元UFO研究会メンバーとしては嬉しくなる。

と、思いながら地球儀を選ぶとしたら、やはりクラシカルな地球儀にしようと思う。
地球空洞説も夢はあるが、地球儀を手で回して目的の「国」を探し場所を確認する事に、絶対世界を「見る」楽しみがありそうだ。

ブログ「これでいいのだ」