【駄作デザイン!ファイルナンバー・3「独眼竜政宗と味噌ラーメン」】

人間の記憶力・理解度と言うものは、以外と「曖昧」である。分かっているようで、いざ問い詰められると確信が持てないことがある。そこに「思い違い」が重なると・・・!

伊達政宗
仙台市内に昔、それこそ30年程前「伊達ラーメン」と言う店があった。何十年ぶりかで仙台に戻った時、懐かしくて足を運んでみたら、移転したのか閉店したのか分からないが、店は無くなっていた。学生時代、そこの「味噌ラーメン」が好きで、頻繫に足を運んだラーメン店である。

注文すると店員から「麵はヤワメにしますか?カタメにしますか?」と問われる。お客は、当然「カタメ(片眼)でお願いします」と答えるのが一般的となっていた。

さて、伊達政宗はどちら側の目が不自由か?答えは「右眼」である。片眼の政宗は誰もが知るところであるが、どちら側の眼?と問われと分からないヒトが多い。マリリン・モンローの口元の「ホクロ」でも同様である。マリリン・モンローの「ホクロ」は左側である。

政宗が右眼を切り落とすことになったのは、幼年時代にかかった疫病が原因である。現在(いま)で言う「疱瘡(ほうそう)」である。高熱により右眼が腫れ上がり眼球が垂れ下がるくらいまでになってしまう。そこに現れたのが、家庭教師、後に側近中の側近となる片倉小十郎である。小十郎は、右眼を気にせず戦国時代を生き抜くため、自身の命をかけて切り落としてしまうのである。

更に、小十郎の素晴らしい感性がある。切り落とした右眼を、赤いひもを通した黒のつばで覆ったことである。その後、独眼竜政宗と称される始まりである。

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