【自分の身を守るためには毎日の検温によるチェックしかない】

 4月に入り、今までなかった危機感が湧いてきた。このままだと次の段階は恐怖感だ。その危機感は、日本において毎日の新型コロナウィルス陽性患者が増えていることではない。つい最近まで最悪の状態だったあのイタリアや中国が収束に向かっていると言うニュースを聞いたからだ。マスク、手洗い、外出を控える掛け声だけの予防対策だけで、日本は本当に大丈夫なのだろうか恐ろしくなってきた。

 安倍晋三内閣の方針、更には各TV局に訳の分からない専門家達?が突然現れ、散々能書きを並べ最後には「自分の身は自分で守れ」の一言で締めくくってしまう。全く内容のない話ばかりである。

 そんな無責任な現状に対して自分でできる『自分の身を守るには、毎日の検温によるチェックしかない』のではないかと考える。マスクをし、手洗いをし、周囲の人たちと1m距離を置いたとしても、自分がウィルスに感染しているか否か分からないのである。症状はないがPCR検査が陽性と診断されるケースがあることからも、目視できる「判断数字」がとりあえず身を守ることになりそうである。

 PCR検査でさえスムースに出来ない状況で、簡単に自己管理できる「検温」は有効な気がする。異常が認められれば、即対応可能である。

 過去1ヶ月の世界の状況を見れば、今『非常事態宣言』を発信しないと悲惨なことになりそうである。世界各国は収束に向かっているというのに、日本はこれから悲惨な状況に向かうのである。恐怖である。今がピークで、これを乗り越えれば大丈夫と言うのは信じられない。

マイ 体温計
 昔、クレジットカードのポイント交換で手に入れた体温計があったのを思い出した。当時としては珍しいオムロン製の耳で計れる体温計である。早速、電池を入れ替え、コロナウィルスと戦う準備は整った。

 この折角手に入れた素晴らしい体温計を使用した記憶がない。と言うより、風邪をひいても体温を計る事なく、風邪薬や風邪に効く筆者の御用達である「卵酒」を飲んでしまう対処法であったからだ。

測定結果
 水銀の体温計とは大違いで迅速・簡単測定である。体温計もデジタルに変わって長いが、耳でも体温を測定できるというのだから驚きである。子供の頃から一般的に体温は36度台で、37度を超すと熱っぽくなり、40度を超したら死の危険性があると教えられてきた。テストの測定結果は35.2度。何回測定しても36度を超えることはなかった。

 体質・個人差と言ってしまえばそれまでだが低い。調べてみると、やはり35度台は健康的に思わしくない体温であった。日常生活において結構危険な体温であるらしい。適度な運動、野菜の摂取を続ける必要があり1度でも体温を上げなければならないことを知ることになった。

 今回、新型コロナウィルス対策で自分で自分を守るはずの検温が、それとは関係のない日常生活で健康を保つため検温する重要さを知ってしまった。何とも割り切れない気分であるが、ここはポジティブに考えることにしよう。