【気まぐれ不良仔猫「ミー」からの挑戦状を受けて立つ】
近所の飼い猫から挑戦状を叩きつけられた。喜んでお受けしよう。そろそろ決着をつけなければならない時期である。飼い主は、遊び惚けている不良仔猫を呼び戻す時「ミーちゃん!ミーちゃん!」と騒ぎ立てているので、名前は「ミー」と思われる。愛護団体が何と言おうと、ネット上で炎上しようと挑戦状を受けて立つ事にする。
不良仔猫「ミー」には家族がいる。ゴロツキの旦那と子供の三兄弟で一向に可愛さを感じない家族である。朝となく夜となく辺りをうろついて筆者の家の周りをトイレとして利用している。毎日ではなくある期間を置いてローテーションで利用しているところが、悪知恵の働く家族である。それが10年位続いている。正に、挑発行為である。
以前から何とかして、やっつけてやろうと考えていた。それほどまでに、態度も顔つきも憎たらしい家族である。
今までの戦いの経緯を簡単に説明しておこうと思う。最初からライフル銃をぶっ放したのでは悪辣非道(あくらつひどう)と呼ばれそうなので、先ずは『脅かし戦法』を実行した。猫たちが自宅に逃げ帰るコースは大体同じなので、コーナーを曲がった正面に鏡を置いてみた。ヒチコックの手法である。
ヒチコックは、スリルとサスペンス映画において一番「怖い」のは『自分』であると。すなわち、人間は自分の足音・自分の影にビックリして恐怖を感じるというのである。しかし、あの家族において鏡に映った自分の姿に驚くことなく走り去り効き目は全くなかった。
日本古来から伝わる忍者武芸も検討実施してみたが、逃げるコースを変えられると役に立たない。トイレをする砂地が原因であるならば、小石をばらまいて置けば解決するのではとの基本に対処してみた。ミー一家も意地になっている様子で、小石の上に怒りで踏ん張った「糞」が転がっていた。これはもう、最終段階の挑戦状を叩き付けてきたとしか考えられない。
残酷なようではあるが、愛護団体から何と言われようがこちらから先手攻撃で痛めつけてやることに決めた。生温い方法では通用しない。手っ取り早く毒を盛る方法も考えたが筆者の家の玄関前で倒れられたのでは後始末に困る。やはり、BB弾を使用した狙撃にしようかと考えている。
それにしても何だな!このブログを猫好きな人間が読んだら、筆者が逆に狙撃されそうな気がしてきた。
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