【あのアサヒスタイニーを思い出し懐かしくなりました】

 以前に勤めていた会社の同僚から御中元が届きました。
数量限定の銘柄を含むサントリーのPREMIUM MALT’ DREAM 詰め合わせでした。
包装紙をほどいた途端、60年代にタイムスリップしてしまいました。あのアサヒスタイニーを思い出し昔の生活が懐かしくなりました。

サントリーPREMIUM MALT`S DREAM シリーズセット

アサヒスタイニーの洗脳
 筆者の父親は、好んでアルコールを飲む体質ではなかったが、夏の暑い日。夕食前に飲んでいたのがアサヒスタイニーである。恐らく、小瓶という容量が丁度良かったのだろう。
アルコールとタバコに興味を持っていた筆者ではあったが、18歳未満「お断り」の年齢であった。アサヒスタイニーの小瓶のスタイルが好きで、ビールの味も分からないのに飲めるようになったら、ビールは絶対『アサヒスタイニー』を飲むことに決めていた。

消えたアサヒスタイニー
 アルコールが飲める年齢になった時分、ビール業界に異変が起き出した。業界では絶対的なシェアを確保していたキリンビールが、アサヒ生ビールスーパードライの猛攻撃を受けるのである。
缶ビール一色でスタイニーの、ずんぐり小瓶ビールを見ることはできなかった。缶ビールの時代に入っていったのである。気軽に飲めて、飲んだ後の後始末も楽である。普及するのは当然のことである。アサヒ スーパードライ スタイニーが販売されているが瓶ではない。
 外国製ビールで、良く見掛けるBudweiser小瓶ビールが、比較的似ているかな!と思いつつ、スタイルがスマート過ぎて不満である。下半身安定、安産型のアサヒスタイニーには程遠い。

再び現れたアサヒスタイニー
 この度、頂いたサントリーモルツ瓶ビールは、アサヒスタイニーの再来である。ラベルのデザインが今風なのにもかかわらず、60年代の瓶ビールに見えてきた。
最近のビールは、ノンアルコールに始まって度数控え目や発泡酒等々、種類が多過ぎる感がある。ただ「ビールを飲む」という感覚だけで「ビールを味わう」雰囲気がないような気がする。
大ジョッキで、真夏の暑さをぶっ飛ばすのも良いけれど、ずんぐり小瓶のラッパ飲みも良いものである。栓を開けるのが楽しみである。その時は、当時のコマーシャルの「キャッチフレーズ」を口ずさむかも知れない。
 『アサヒスタイニー、あ!』♫


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