【グラスの氷が溶けても溢れることは無いと科学者アルキメデスから言われても】

2020-08-11

グラスいっぱいに氷を入れて飲むウィスキーが大好きである。水割りで飲む時にいつも思うことがある。
この氷が溶けたら容量が増えグラスからウィスキーが溢れて(あふれて)しまうのではないか。と。
特に、クラッシュで飲む時などは心配してしまう。

アルキメデスの原理を理解していないのである。この感覚が筆者としては情けない。
大丈夫。【アルキメデスの原理】が解決してくれている。
【アルキメデスの原理】とは コップの水に浮かんだ氷のかけらが溶けてもコップの水位に変化はおきない
筆者の知識の無さである。錯覚(勘違い)ですますことにしよう。

ところが、地球温暖化に伴う「海水面の上昇」に関する話を聞くと、【アルキメデスの原理】が、また分からなくなってしまう。南極や北極の氷山が、気温上昇のために溶けて崩れ落ち毎年幾らかづつ海水面が上昇している事柄である。解説を聞く度に、ウィスキーグラスでも、同じ状況がおきてもおかしくはないのではと、思ってしまうのである。氷山が溶け出し海水面が上昇するのであれば、やはりウィスキーも溢れておかしくないのである。

氷山と氷河
 氷山の意味が分れば、海水面の上昇問題は理解でき【アルキメデスの原理】も正しいのである。
【氷山】とは 氷河のはしが崩れ落ち海に浮かんだものである
【氷河】は、万年雪が上層の圧力で巨大な氷のかたまりとなり、そのものの重みでゆっくりと低い方へ流れたものであり、海に浮かんでいる氷山はウィスキーグラスの氷に例えることができる。溶け出したところで海水面は上昇しないのである。問題は、氷河であった。
海水面上昇の原因は、陸上に存在する氷河が溶け出して海に流れ出していることにあるらしい。

ウィスキーの件と言い、氷山の件と言い、中学生の時に知識として吸収しておくべきことである。
筆者にとって、今回の錯覚?などは、ほんの氷山の一角に過ぎないお話である。