【ビックモーターもビックリ!他人のふんどしで相撲をとる知恵もの商売】
こんな不道徳な会社が存在していたとは。事件が公にならなかったら永久にわからないまま我々市民は騙されて生活していたに違いない。その会社とは、保険金不正請求問題に始まり、叩けば色々トラブルが出てきそうな中古車販売会社「ビックモーター」である。ビックモーターもビックモーターなら、不正を認識していながら取引をしていた「損保ジャパン」も、とんでもない会社である。この業界、他にも水面下では似たような事が行われているような気がする。
今回の事件とは関係ないが、「中古車販売会社」で思い出したことがある。自動車業界とは全く関係のない「アダルトショップ」が中古車販売会社を利用して商売をしていたかのような話である。全く、知恵モノ社長である。
アダルトショップ
本来、アダルトショップと言えば、飲食街の裏通りで間口の狭い控えめに店を構えているのが一般的である。店を訪れる客も、酒の勢いで立ち寄るのがアダルトショップである。
話のアダルトショップは、市街から離れた場所に店を構えており、車で乗入れる町はずれにある。酒の勢い関係なく、客は目的をもって訪れるマニアックな店と思われた。
店構えも地味な作りである。地味と言うよりは、今にも店仕舞いしてもおかしくない雰囲気である。ところが、店の前を車で通る度に駐車場も整備され、店仕舞いするどころか気のせいかも知れないが少しづつ店構えが綺麗になってゆくのである。
場所が郊外だけあって、空き地が目立つ。案の定、店の前に中古車販売会社が出来るとみえ工事が始まった。完全に、アダルトショップは、中古車販売会社の陰に隠れてしまった。どうにか、『アダルトショップ』の大きな看板だけは車道から見えるだけである。看板(店)は周囲に溶け込まなくなってしまった。いや、溶け込まなというよりは、場違いの店になってしまった。これで、いよいよ店仕舞いか!と勝手に。
ところがである。『ランジェリー』の看板と並んで『大歓迎』『高価買い入れ・安値販売』の大きな看板が現れた。エロ社長の大きな勝負と思われた。
数ヶ月後、アダルトショップは店仕舞いとなってしまった。しかし『大歓迎』『高価買い入れ・安値販売』の看板だけは、取り外されることなく残されていた。それもそのはず、『大歓迎』『高価買い入れ・安値販売』は中古車販売会社の看板で、アダルトショップの看板と偶然、重複していただけのことであった。
正に、他人の下着だけでなく、看板までも他人のもので商売していたかのようなアダルトショップであった。
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