【NHK紅白歌合戦と言えば日本野鳥の会】
11月に入るとNHK紅白歌合戦の出場者メンバー云々が話題に上がり、年末が近付いたことを感じる。それこそ昔は、国民的行事でもあった紅白歌合戦であるが、現在では、いつ番組終了となるのかが毎年話題になっている。
歌番組を観なくなるのも老人の特徴なのだろうか。出場者メンバーほとんどの顔は見たこともない人が多い。さすがに、出場回数30回とか50回となると分かる。紅白歌合戦はここ何十年と観たことがない。
紅白歌合戦の伝説的企画
司会者の進行役(者)に始まり、終始「赤・白」に無理やり結びつける演出・企画には鳥肌がたってしまう。「お祭りなんやから、そんなに怒らなくてもええやん」と言われそうであるが、素直になれない。嫌いだ。
紅白の「紅組・白組応援合戦」の伝説的企画と言えば、観客が挙げた赤旗か白旗かのどちらが多いかを『日本野鳥の会』のメンバーに数えさせたものである。メンバー数人の正確さが、まちまちであろうと問題ではない。驚いたのは、企画である。
「ほんまに紅・白のカウントできるんかいな」ひとかたまりの集団の数は意外と数え易いものであるが、問題は、広い会場内で赤旗、白旗が散らばり挙がっているのを見分けてカウント出来るのか、と言うことである。この企画を考えたディレクターと許可した上司は、その後どれ程の昇進をしたか、左遷になったのかの話は聞いていない。
集団数をカウントする技術
寒くなり始めた11月、白鳥が飛来するこの時期である。TVニュースで各地方からの便りは「渡り鳥の飛来」である。
何百羽、何千羽の数を数えるのは経験で精度は上がってくる。ひと塊の数さえ把握出来れば、素人でもカウントできる。生き物カウンターが専門的な職業か否かは知らないが、自称生き物カウンターから一言。「発表数字」にも味付け方がある。
「発表します。本日の飛来確認白鳥数は『222羽』です」と言う具合に、最後の端数がモノを言う。
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