【立形水飲栓またの名を噴水型蛇口】
2020年9月20日のブログで【噴水型蛇口の水飲み場】を書いた。正式名称『立形水飲栓』と言うらしいが、この水飲み場を最近見かけなくなったという思い出話である。通常、公園で見かけるものは、公園環境整備演出の洒落たもので昔ながらのモノは見かけない。この画像は、前回のブログのモノで最近のお洒落な水飲み場である。
昔ながらの『立形水飲栓』と称するものは、下部にも蛇口栓が付いており、タオルや公園で遊んだ後の汚れた足を洗えるものである。その昔ながらの『立形水飲栓』を思わぬ場所で見つけたのでブログで書いておくことにした。
11月のある日、あまりの天気の良さに誘われて、日本三景の一つ『松島』に出かけた。そこで偶然見かけたのが、何も足さない・何も引かないこの『立形水飲栓』だ。今まで何度となく松島に来ていたのに、全く気が付かなかった。
懐古趣味の筆者。感激の発見だった。補修の跡が所々あるが、現役で使用されている様子だ。下部蛇口部分の足洗い場も造り付けで完璧である。
松島は小学校行事で訪れた記憶はない。やはり子供にとって松島の景色の美しさを受け入れる感覚は無いのかも知れない。せいぜい遊覧船に乗るくらいの楽しみしかない。早い話が子供にとっては面白くない。学校もそれは分かってか、名目「課外授業」は動物園に決まっていた。
お薦め松島スポット
一般的に松島の観光スポットと言えば、(1)観光船による島巡り(2)伊達家の菩提寺「瑞巌寺」(3)松島のシンボル「五大堂」がベスト・スリーとしてあげられている。
観光船で穏やかな湾内に浮かぶ大小数多くの島々の風景をみるのも美しいが、観光船に乗らずとも味わえる筆者一押しの場所を紹介しようと思う。
福浦島に渡るべし
最近ローカル鉄道の旅が人気だ。廃線が話題になると人気が出るローカル鉄道である。乗り鉄・呑み鉄色々あれど、人気の理由は、TV番組などでドローンを使い田園や渓谷そして海岸沿いなどの『風景の中を走る列車を捉える映像』が美しく、心の安らぎに満たされることにある。
しかし、列車に乗っている本人はと言うと、車窓からの風景を見ているだけで、TVの映像を見るほど感激は無いのである。松島の観光船による島巡りも同様なことが言える。湾内の大小の島々を近くで見ても感激は意外とないものだ。
展望台から湾内を見回す事ができ、島々の間を遊覧船とヨットが進む風景を楽しめるポイントのお薦めが「福浦島」だ。
福浦島へは、200円の通行料金を支払い橋を渡ることになる。島内は整備されており、1時間もあればゆっくり一周できる広さである。
福浦島に足を踏み入れて5分程歩くと、早くも茶店が待ち構えている。甘酒のお薦め案内に惹かれてしまう。甘酒を吞みながら見る風景は一段と美しいものである。やはり、松島は大人の観光名所である。
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