【菅総理!君もしくは君の長男が捕えられても当局は一切関知しないからそのつもりで】
現在、起こっている総務省接待問題は、放送業界での政治的色合いが濃いものであると思うのだが、世間では芸能ニュースレベル扱いになっている。だからと言って悪いことではない。我々としては新型コロナ禍の刺激の無い生活において、楽しめる話題として逆に歓迎されることかも知れません。
接待問題では、菅総理の長男が絡んでいるのだから一層面白さを増している。国会中継での答弁も菅総理はじめ関係者は「のらりくらり」の対応である。菅総理は、もう少し毅然とした態度が取れないのだろうか。週刊誌に掲載されている写真が、息子かどうかハッキリ分からない。などとは、おとぼけ答弁である。この問題が「事件」として取り扱われていないところに原因がありそうである。不倫騒動レベルの取り扱いで、関係者は更迭(左遷)で一件落着の気配である。
筆者は、菅総理の長男が勤務している「東北新社」の社名をこんな形で聞くとは驚きであった。筆者が初めて「東北新社」を知ったのは1967年である。「東北新社」が社員募集や自社PRしていたからではない。時々ではあったが、観るTV番組で最後に流れるテロップで『日本語版制作 東北新社』を知った。その代表的な番組は「スパイ大作戦」だ。毎週月曜日の放送が待ち遠しかった。
番組自体が面白いこともあり「東北新社」に興味を持った。他の放送で名前を見かけることは少なかったが、番組を見た最後にテロップで「東北新社」を見ると嬉しくなったものである。海外から面白い番組を見つけ出し日本語版制作をし放映まで手掛ける地味な会社が「東北新社」のイメージであった。ところが、今回の騒動で知ったことであるが、当時外国映画の日本語版制作手掛ける「東北新社」は、地味どころか国内最大手だったとのこと。
いつからだろう!TV番組のドラマでは、ほとんど目にすることがなくなった「東北新社」が、スターチャンネルの配信、スーパーチャンネルの開局等で生き抜いていたとは知らなかった。既に、存続していない会社だと思っていたくらいである。マスコミで明らかになっている接待食事代は氷山の一角だろう。社運をかけた衛星放送の認定で総務省との関係構築であるからには、酒を飲んで食事した後のお楽しみ経費の方が高く付いているような気がする。
「スパイ大作戦」の話に戻そう。任務遂行のメンバーの中に、セクシーでインテリ美女の「シナモン」がいる。この「シナモン」の日本語吹き替えが、現・参議院議長の山東昭子であった。偶然と言えば偶然である。山東昭子としても「東北新社」の名前は、頭の片隅に残っているはず。名前を聞いた時は、もしかして50年前を思い出したのでは!
2003年4月1日 共同通信社発行
「アメリカン TVドラマ50年」より
参議院予算委員会で議長として、菅総理に一言お願い致します。
「おはよう、菅総理。今回あなたの長男の勤めている東北新社が行った総務省接待事件は、全く倫理的に許されることではありません。国民を裏切るものです。更には、自分の周囲及び法務省関係者を更迭して、早々に幕引きを図ろうとしていること、とんでもないことです。きちんと、皆が納得するまで全貌を明らかにして下さい。解明過程において、菅総理、長男もしくは内閣のメンバーが今後、再度週刊誌でやり玉に上がっても、参議院として一切関知しませんのでそのつもりで。なお、今話したことは、議事録に残りますのでご承知おき下さい」
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