【「HAGOOGI」温調ドリップケトルを絶賛レビューする】

『HAGOOGI』は『ハゴオギ』と発音し、中国の会社である。てっきり英国か米国の会社かと思った程、中国の匂いが感じられない。デザインと機能で、これに決めるしかないと思ったが、「中国」のイメージから受ける製品信頼には流石に迷ってしまった。不良品に当ってしまい「ワタシ 何も悪いことしてないあるね。この商品、皆喜んで使ってあるよ」などと言われ、泣き寝入りする事を心配してしまった。

購入を決めたポイント
購入を決めたポイントの一つは、カップメンと同じ沸騰時間「3分」の口コミである。水の容量はMAXで0.8L。コーヒーにしろカップメンにしろ一回の一人分の水使用量としたら充分である。水の量がさらに少なかったら、それこそ2分も待たずして湧き上がってしまうのである。実際に使用してみて、口コミ通り、全くストレスのない沸き上がり時間であった。

沸き上がり時間にストレスを感じない大きな原因は、温度表示パネルのうような気がする。温度表示パネルには、湯を沸かす設定温度と現在の水温が交互に表示され湯沸かしの状態を確認することができるのだ。稼働中の温度に注目するあまり時間の意識がなくなるのではないだろうか。
保温機能
次に購入のポイントとなったのは、他のメーカーでも保温機能は持ち備えているが、このケトルの「保温」の意味は、沸き上がりの温度を任意に設定でき、その温度を保温出来ることにある。

この保温機能が思わぬ使用で役に立つことに気が付いた。それは、お酒の「燗」である。熱燗、ぬる燗、全く意のままに「燗」ができることである。コーヒーを淹れる「温調ドリップ」が「酒燗器」にも変身するというわけである。以前に使用していた「酒燗器」が、この画像である。

高・中・低の非常にアバウトな温度設定であった。それでも何十年か愛用させてもらったのだが、ヒーター故障で使用不可状態となった。今回この「温調ドリップケトル」を入手するまでの何年かは、おでん屋でよく見かける「ちろり」を使用していた。手間暇がかかったが、雰囲気はあった。

注ぎ口の切れ味
湯を沸かす機能だけで充分満足できるできる『温調ケトル』であるが、商品名にある『ドリップケトル』としての機能がこれまた素晴らしい。注ぎ口からの湯は、狙い通りに。そして、一滴のこぼれもなく思いのまま、注ぎを止めることが出来る。まさに、包丁の切れ味と一緒に例えることが出来る。
「インディアン嘘つかないが、中国人も嘘つかないあるね」・・・確かに、購入し使用するまで、この中国ケトルが信じられなかったが、デザイン的にも機能的にも日本のメーカーなどの発想よりも、優れているような気がする。

ブログ「これでいいのだ」