【ピンク・赤・緑・グレーの公衆電話は、現在「白」に変わっていた】

2020-01-31

 先日、地下鉄の駅で公衆電話が白色になっているのに気が付いた。日頃、地下鉄を利用しているにもかかわらず全く気が付かず素通りしていた。日頃、公衆電話を使用することがない生活なので全く注意していなかった。
黒電話・ガラケー好きの筆者は早速、街中を探索し最近の公衆電話はどうなっているのか?設置されている状況を見ることにした。

緑色と白色の公衆電話
 当然のことではあるが、商業ビルの正面出入口脇に昔は数台並んで設置されていたと思われる電話は取り外されており長い台は現在、通行人の荷物整理用として利用されている。電話ボックス然り。観光用に作られた洒落たボックスがところどころに見かけるだけである。
デパートの休憩所(待ち合わせ場所)には、台数は少ないが設置されている。NTTとしては、完全には撤廃はしていないようである。


 災害時の連絡手段としても重要な公衆電話である。いつだったか、東京都内で携帯電話が使用出来なくなり、電話ボックスの前は帰宅途中の人々の長蛇の列が出来たニュースが流れた。その長蛇の列に加え、多くの人が公衆電話のかけ方が分からないこともニュースになった。
 
 サラリーマンにしろ家庭の主婦にしろ、携帯電話以外に仕事場・家庭で据え置き固定電話は使用しているはずである。それにも関わらず、分からないというのである。
一番多かったのが、通話終了後の受話器をどこに、どのようにセットするのか。だったらしい。
職場でも家庭でも、受話器は本体に『置く』もので、『引っ掛ける』ものではない観念・習慣があるからだろう。

それが原因で登場したとは思えないが先日見かけた白色電話の受話器は『置く』タイプになっている。この電話機であれば、『引っ掛ける』感覚は無さそうである。そう言えば、昭和26年に導入された10円玉専用の赤色公衆電話は、黒電話と同じ様に『置く』タイプであった。

テレフォンカード
 公衆電話に合わせ、昔懐かしい『テレフォンカード』についても調べてみた。
NTTオリジナルカードは、2019年3月31日をもって販売終了になっている。現在はNTT東日本、NTT西日本がデザインする1、000円・500円カードの2種類のみになっている。
1、000円のカードは、1、050円分使用できる。
 
 筆者は、テレフォンカードのコレクターではないが、下記画像の2枚だけ手元にある。昔のことだから、貰い物であろう。会社勤めだった頃、商品のPR普及品として使用していたことを思い出す。このテレフォンカードも近い将来は、スイカカード等に取って代わられる運命にあるのかも知れない。
 白電話では、このテレフォンカードを差し込むところはついていない。