【プロ野球「助っ人外国人選手」の日本語会話力】

プロ野球界での話題である。「優勝」の二文字を目標に、各球団のスカウトたちは、外人パワーを求めるわけであるが、この「助っ人外人」必ずしも期待通りの活躍をしてくれるとは限らない。当然、当たりはずれはつきものだ。

助っ人外人選手の会話力
正に「くじ引き」の当たり・はずれである。金持ち球団ははずれでも即、シーズン中においてでさえトレードなどで補強出来るが、経営的に苦しい球団にとって、そういう訳にはいかない。それほどまでして、外国人選手の力に縋っているのが現在の日本のプロ野球界である。

外国人選手で、日本語を話せる選手は、ほとんどいないように思われる。元DeNA監督のラミネスは長いこと日本にいても、全くと言ってもよいくらい話せない。相撲界の外人力士を少しは見習って欲しいものである。

ヒーローインタビューを見ていても、球団通訳スタッフがこなしている状態である。メジャーリーグの大谷のように、日本人の専属通訳はいないのが普通だ。選手本人たちも、プレーするのは僅かな期間と自覚して、日本語を覚えようとはしていないのかも知れない。せいぜい、話せるのは挨拶とお礼の言葉くらいなのではないだろうか。

不思議な作戦打ち合わせ
それほど達者じゃない日本語で、よくもプレイをしているな!と思えるのがピッチャーの助っ人外国人だ。ピンチに襲われた時など内野手が集まり話し合ってる場面で、いつも思うことがある。

本当は、次の打者対策の打合せなどしていないような気がしてならない。通訳もいないのに、話の内容が理解できているわけがない。日本のチームメートも、英語にしろスワヒリ語にしろ、それほど話せるとは思えない。

内野陣が外国人ピッチャーを取り囲むように集まって、読唇術で会話を読み取られないようにグローブで口元を隠すあの場面。もしかしたら、作戦タイムというよりは、試合終了後の「お楽しみ」打ち合わせでもして、ゲームの息抜き『間』を作っているのではないだろうか。そんな気がしている。

勝敗を左右するピンチの場面では、ピッチングコーチが、通訳と一緒にマウンドに上がりキャッチャー交えコミュニケーションを図るのが普通である。

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