【ポルシェデザインのデジタルカメラ[鉄人28号]を永久封印する】
フィルムカメラの魅力とデジカメの便利さで両方を使い続けてきたが、ネガフィルム・画像の保存と整理(アナログとデジタル)で気分的にも落ち着かなかった。アルバム整理も手間である。
思い切ってフィルムカメラはこの際封印することに決めた。そんな中(カメラ整理中)に思いがけない(忘れていた)デジカメが出てきた。
DESIGN BY F-A PORSCHE
長い間、眠っていたデジカメである。
どんな『わけあり』で使用していなかったのだろうか。故障して眠ったままになっていたのであろうか。全く記憶がない。オールアルミ製のため、ずっしりと重みを感じる。最近のデジカメは「コンパクト デジカメ」と呼ばれるだけあって軽くて小さい。形も各社、同じようなものである。だからこそ、この金属の塊を見た途端新鮮さを感じてしまった。何と言っても、ポルシェと言う言葉の響きに引き付けられてしまう。
機能的にも素晴らしく、ファインダーまでついている。撮影時の画像確認モニターは反射光で全く役に立たない場合が多い。そんな時に、ファインダーがあると大助かりである。
機種名は「FinePix 4800z」
このデジカメは、富士フイルム製「FinePix 4800z」である。電池を入れ替え使用できるのかどうか確認してみることにした。起動し日付が初期状態の 2002年1月1日と表示され、日付修正の指示がでた。2002年代の購入と思われる。大丈夫使用できる。嬉しくなった。撮影・画像保存その他の機能確認をしても、特に問題はなかった。実際に外に持ち出し撮影してみることにした。
封印していた理由
使用してみて分かった。やはり、長い間封印していた理由があった。カメラ自体重いため、シャッターブレを起こしてしまうのである。高い確率で画像がボケてしまった。
重ければカメラを構えた時、安定しそうなものであるが、シャッターを押すときブレてしまうのである。筆者のさらなる老化による筋力の衰えも影響しているのかも知れない。最近のデジカメは軽くてブレそうであるがシャープな画像が撮影される。ブレ防止機能があるからだ。携帯電話での撮影が良い例だ。片手で撮影しても全く問題ない。もう、ブレ防止機能などは売り文句にはなりえなくなってしまった。当たり前の機能になっているのである。
これからのデジカメ撮影は、PORSCHEを前面に20年前のクラッシックカメラで楽しめるかな!と思ったけれど残念ながら永久封印の道をたどることになった。
手軽に自撮りができるようになった現在、このカメラを見た人々は「鉄人28号」的な金属の塊にビックリするに違いない。懐古趣味の筆者としては残念なことである。
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