【中居正広の行動は軽率だったが、フジテレビの報道企業姿勢を浮き彫りにしてくれた】
中居正広の行為は相手の女性の心を傷つけてしまった。結果,『お詫びコメント内容』1行が命取りとなってしまい芸能界を去るまでに物事が進んでしまった。余程、示談できたことが嬉しかったのだろう。『終わった!終わった!金で済めば安いもんだ!明日から芸能界復帰だ!酒だ・酒だ!』中居正広の人間性が見えた。
悪質な女性問題らしいが、芸能界によくある松本人志事件に似たような錯覚を受けた。それとは別に、今回のゴシップ的な事件の裏側にフジテレビ自体の企業理念・姿勢を見ることができた。中居正広の人間を批判するより、フジテレビの横着な報道のあり方自体に問題がありそうである。それらが浮き彫りにされたことの方が大きいのではないだろうか。
金持ちの住むマンション
事件の内容よりも一番最初に思ったことは「マンション バーベキュー」だ。マンションで「バーベキューパーティー」を行うなどとは、相当な高級マンションに住んでいるのだろうと想像してしまった。なぜなら、バーベキューと言えば、炭火を起こして、煙が、も~も~、油が、べと・べとが普通だ。バーベキューなどは野外で行うのが常識でなかろうか。部屋でやるなら「焼き肉」だろう。
その「バーベキュー」を、マンションで行おうと言うのだから信じられない。
最上階で広いバルコニーを備えたマンションなのだろうか。或いは、国民的アイドルの中居正広がバーベキューをおこなっているいるのだから、マンションの居住者は、臭いと煙に耐えていたのだろうか。煙も出ない・臭いも出ない・苦情も出ない高級マンションなのだろうか。マンションのバルコニーで、七輪を使って「サンマ」か「めざし」でも一度焼いてみると良い。どうなるだろうか。
中居騒動がもたらした良い面
今回の騒動で、フジテレビグループの企業理念・姿勢を知ることになったことは、ある一面、逆に良かった気がする。長時間の記者会見を行うも全くスッキリしない経営陣。ただ一つ明快になったのは、怒り心頭のスポンサーの広告(CM)引き上げだ。当のフジテレビはCMがなかったら「だるま」状態である。今回の中居騒動は、フジテレビの企業姿勢に『喝』を入れたようなものである。
以前にも、これに似たような事があった。安倍晋三首相が参議院選挙の応援演説中、5m程の近距離から手製のハンドガンで撃たれた事件だ。犯人の山上哲也は、その場で現行犯逮捕されたが、これがきっかけで旧統一教会と国会議員・現政権との関係をあぶり出す事ができた。この事件がなかったら、国民は今でも、何も知らずに(目覚める事なく)生活していたに違いない。更には、安倍晋三が亡くなったことで、東京五輪オリンピックのオフィシャルスポンサー贈収賄事件の切り込みを行いやすくなったことがあった。芋ずる式に、JOC竹田元会長や森喜朗元会長まで任意による事情聴取をおこなっている。
人の道からかけ離れた行為は許せないが、思わぬ副産物をもたらしてくれる事があるものである。山上哲也に引き続いた中居正広であるが、さて松本人志は何を正してくれるのだろう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません