【そんなもんどっちだってええやないの】
2023年の夏は異常に暑かった。お盆が過ぎたら夏は終了が慣わしの日本であるが、8月も終わろうと言うのに一向に涼しくなる気配はない。暑さは、人間を無気力にすることは確かだ。だから、まして頭の筋トレをすることなどは無い。ますます脳の働きは鈍化する。
脳裏に描く事と言ったら『早く夕方にならないかな~!』である。夕食の前にシャワー浴びてギンギンに冷えた缶ビール(グラスも適度に冷やして)、試合開始「プレイボール!」に合わせ今夜の勝利を祈願して(筆者の贔屓チームは広島である)乾杯することだけが楽しみである。この様なシミュレーションは、脳の筋トレ・活性化には全く結び付かないのであるが、それしか考えられない。
脳の働きが悪くなると、判断力も鈍る。注意力が無くなるのだろう。分かっていながら同じことで三度も失敗してしまった今年の8月である。缶ビールの銘柄を間違って購入する失敗をやらかしてしまった。学習能力も注意力も脳に刻み込まれておらず、リセットされてしまった状況で、買い出しに行ったのである。
銘柄は「キリン」
まあ!ビールの銘柄を間違えたからと言って、大した問題ではない。北朝鮮の金正恩に処刑されるとか、ロシアのプーチンの爆発工作に見舞われるわけでもない。ただ、筆者が広島カープを贔屓チームにしているように、ビールを飲むんだったら「キリン」と決めている。
キリンの銘柄でも種類が多くて最近は、何が違うのか分からない。最初の一口の快感・感動はどの種類でも大差ないからして、値段の安いモノにしている。クラシックの『ラガー』に比較して倍近く安い。
ビールコーナーを覗くと各社洒落た名前の品種が並んでいる。デザインも似たり寄ったり。ビール会社も常に品を変え名前を変え店頭に陳列しているのが分かる。そんな陳列の中から「キリン」を取り出すのだが、帰宅して気がつけば「サントリー」であった。
画像真ん中の「金麦」というサントリーの商品だった。缶の色を見て「ラガー」の文字を見たら、キリンだと思うのが一般的ではないだろうか。早く帰って冷蔵庫に入れようとばかり思う注意力散漫が原因であった。と、自己反省するものの、本当は、紛らわしいデザインであることに腹を立てる筆者である。喉ごしにそれ程の差は無いと言っても、目的の商品を手に入れられなかった恨みは大きい。
そんなもんどっちだってええやないの
重箱の隅を楊枝でほじくるように、細かな物事をいうと「そんなもんどっちだってええやないの」の一言で喝をいれられそうである。こういう事はオバちゃんの関西弁がよく似合う。一目でビールメーカーを言い表す素晴らしい言葉が存在するではないか。
KIRIN/LAGER
Asahi/SUPER DRY
SunTORY/PREMIUM MALTS
これだけを、缶のデザインに全面強調してくれただけで、気を使わず安心して購入できると思うのであるが。
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