【東北地方JR列車の乗車方法/旅行者へ事前の心構えをお教えいたします】
地方から東北へ観光でお越しの皆様へ。JRローカル線鉄道及び第3セクタの列車に乗車する際の心構えをお教えいたします。最近、よく見かける観光用豪華列車での優雅な旅行をされる方は、事前の心構えの必要はありません。通勤通学の生活に密着した列車での旅を楽しみたいと言う方々に対しての心構えのお話です。
ワンマン列車の乗り方・降り方
心構えをお話する前に、東北地方で走っている列車について簡単に触れておきます。
1両~2両編成のワンマンカーであろうと、車掌が乗車する4~6両編成の列車であろうと、列車自体そのものは全てワンマンタイプが連結されています。
ワンマン列車の乗り方については、それほど心配することはありません。
一つだけご注意しなければならないことは、無人駅から乗車される場合です。乗降ドアは運転手が開閉を操作しませんので、自分でドア右側にある「あけるボタン」を押さない限り開かないことです。バスの場合は、運転手がドアを開けてくれますが、列車の場合は「自分のことは自分で行う」ことになっています。
と言っても、そこは心温かい東北人。運転手が、窓から身を出して大きな声でボタンを押すことを教えてくれるはずです。
ドア右側の黄色いボタンを押さないと開かない
ワンマン列車の乗り方については、ネット上で驚くほど投稿されています。詳しくは、そちらをご参考お願い致します。下記の説明は一般的な乗降方法です。車両によっては1両に2ドアや3ドアタイプがあり、ややこしいです。ここでは、省略させて頂きます。
重要な心構え
ワンマン列車の編成が1両であろうと6両であろうと、乗降ドアが2ドアであろうと3ドアであろうと、乗り方・降り方で心配することはありません。それ以上に、説明案内には書かれていない、注意することをお教えいたします。先ずは、下記の画像を。
列車に乗り込むと車内ドア脇に『あける』『しめる』のボタンがあります。
この『しめる』のボタンが非常に重要なものです。暗黙の了解(ルール)が潜んでいるボタンと言えるものです。
乗車する時には、自分でドアを開ける(自分のことは自分で行う)ことは前にお話しました。車内に乗り込んだ後も同様に、自分でドアは閉めるのが当然です。但し、後ろに誰もいないことを確認してから「しめる」のボタンを押して下さい。
最後に乗車した人が閉めない限り、列車が発車するまでの間ドアは開きっぱなしです。
ドアを閉めないと、どの様な不都合があるか?
夏の場合は、折角冷えた車内に外の熱い空気流れ込んでしまうことです。逆に、冬の場合は、折角温まった車内に外の冷たい空気が流れ込んでしまうことになります。
日頃、利用している地元住民でさえ無頓着な人を見かけます。全くワンマン列車を知らない地方からの旅行者においては、なおさら勝手が分からなくて当然のことだと思います。
頭の片隅に「しめるボタン」を記憶しておいて下さい。。
最近では、最後に降りる人が、「しめる」のボタンを押す風景を見ることが多くなりました。ボタンを押しても、直ぐにドアは閉まるわけでなくタイムラグがあるので、ボタンを押してから降りても安全です。
車内にいる人達のことを考え「しめる」のボタンを押して降りてゆく人を見ると嬉しくなります。良い思い出の東北旅行ができることを心より願っております。
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