【2021年プロ野球ペナントレース始まりました】
観客数の制限は勿論のこと、試合内容も変則的な決まりを設けプロ野球がスタートした。一番の変則は、延長戦がなくなったことである。何となく、気が抜ける感もするが従来通りの試合数を戦うだけでも良しとしなければならない。
筆者は、開幕に合わせ毎年『プロ野球名鑑』(ベースボール・マガジン社)を購入している。同じ様な物は他の出版社数社からも発刊されており似たり寄ったりの内容であるが、ベースボール・マガジン社発刊は、筆者の御用達となっている。
小さなポケットサイズなので、邪魔にならないのが良い。試合観戦の「お助け本」的存在である。応援チームの中にも、全く知らない選手が結構登録されている。ドラフトで入団した選手や育成選手、更には代打で突然、バッターボックスに立つ選手がいる。そんな時に、背番号を頼りにページを開くことになる。
選手それぞれの紹介データを見て、やはり気になるのが『年俸』である。毎年シーズンオフに行われる翌年の契約更改で、その年活躍した話題の選手の契約更改後の会見ニュースが放映される。2千万円アップだとか、現状維持・大幅ダウンなどの話題もファンとして楽しみである。
推定年俸を調べてみた。
監督の場合、差こそあれ7千万円から1億円の間であるが、飛びぬけて高いのが読売巨人軍の原監督で、目を疑う3億円の数字である。金持ちチームとは言え破格の数字である。もう一人気になるのが、楽天イーグルス石井監督の未公表である。GMも兼ねているから未発表なのかも知れないが、意外と原監督より高額なのかも知れない。
さて、楽天イーグルスのマー君(田中将大)は、と言うと、9億円。ローテーションで毎週土曜日の登板と決めて、観客動員数の確保とテレビの放映権料で十分採算が合うのかも。
年俸を見て寂しくなるのが、我が愛する『広島東洋カープ』だ。全体的に低い。2018年の優勝にあれ程貢献した選手でさえ、他チームと比べると信じられない思いである。鈴木誠也・菊池で3億円で他の選手で1億円を超すのは数人である。目立つ選手でさえ2~3千万円。若手になると、いくら活躍していてもサラリーマンの年収と変わらないのである。それが、プロの世界だと言って済ますには悲しい年俸状況である。
いつからだろう。各チームの監督始めコーチ・スタッフ達が試合中ベンチで、手帳に何やら一生懸命メモ書きしているのを目にする。大体が、守備エラー・走塁エラーした時の様な気がする。契約更新時の査定材料としてのメモ書きなのではと、いつも思ってしまう。
これから、ファインプレーした時に、手帳に書き込むか否か注視することにしよう。
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